やっぱり無理?二世帯で暮らすデメリットを解決する方法2

やっぱり無理?二世帯で暮らすデメリットを解決する方法2

前篇では、10のデメリットをご紹介しました。後編では、8つのメリットをご紹介します。

二世帯住宅の8つのメリットを知りましょう

1.家族が多くて楽しい
たくさんの家族と食卓を囲むのは楽しく、世代の違う人と住むことはよい経験になります。いろんな価値観があることや、違う意見があることを知ることができ、それぞれ得手不得手があるのでそこを補い協力できると良い関係が築けます。また子供が二世帯の緩和につながります。子供を中心としたコミュニケーションが多くなり、双方の家族と子供にも良い影響を与えられます。

2.親の介護を見やすい病気やケガをした時や高齢になってきた時にサポートができ、近くにいる安心感があります。通うとなると負担が大きく大変ですが、同居していることで何かあった時に早急に対応できることは安心です。

3.子供の世話を見てもらえる共働き世帯にとっては、子育てのサポートは非常に大きな要素となります。兄弟姉妹がいる家族には上の子供が寂しい思いをすることがなくなりますし、また夫婦の時間も大切にすることができます。親世帯は、孫のサポートで生活に張りが生まれます。祖父母との交流で子供にとっても色々な人から愛情を注がれて成長ができます。

4.日常の協力子(孫)育てのサポート、家事のサポートや買い物の共有・協力、共有スペースの管理、介護サポートなど助け合えます。身近にいる安心感があります。

5.緊急時の協力病気やケガの時、旅行の時、子供だけで留守にしなければならない時など親世帯に助けてもらえることが多くあります。また何かあった時に早急に対応できる安心感があります。

6.エネルギーの節約共有スペース(リビングやお風呂)や共有時間(食事や洗濯時間)を有効に使うことで、エネルギー消費が減少し、光熱費が節約できます。

7.二世帯住宅建築、又は、リフォームの費用が抑えられる家を建てる際に、子世帯は土地を買う必要が無くなります。親世帯は古くなった家を子世帯と建て直すか、二世帯用にリフォームするなど費用を抑えることができます。住宅ローンも親子リレー返済ができるので、返済期間を長くすれば、月々の返済を抑えることができます。

8.相続税の経済的効果相続税の基礎控除額が引き下げられた為、課税対象となる人が増えると考えられています。親と子の二世帯住宅とし、ある一定の条件を満たすことで土地の評価額が引き下げられ相続税が減額される可能性があります。

最後に、デメリットの対処方法を知るコト

二世帯で暮らすにはメリットの一方でデメリットもあります。このようにデメリットを羅列すると (前回記事参照:やっぱり無理?二世帯で暮らすデメリットを解決する方法1 – M設計工房 (msekkeikoubou.com) )不安やストレスばかりのように感じられますが、対処方法を一つ一つ解決していくことで、デメリットやストレスと上手に向き合うことができます。単世帯でも不安やストレスはたくさんあります。ストレスの対処方法を知るコトで、二世帯住宅を楽しく便利に暮らすことができるようになります。
そのために、1.デメリットを理解する2.お互いを尊重する3.協力関係のルールをつくるこの3つのポイントをしっかり理解し、自分たちに合った二世帯住宅を選択し、不安・デメリットを解消する家づくりを計画しましょう。またどんな工夫が必要か十分に検討し、話し合うことから始めていきましょう。
文・写真:M設計工房


M設計工房は、”価格以上のクオリティ”を心がけています。家のクオリティを左右するのは、素材や設備の品質だけでなく”ライフスタイルデザイン”が重要な要素。暮し手のライフスタイルを活かし、自然と住環境を繋げ、家族の心の中に、ほんのりと温かい小さな光のような、彩り豊かな家づくりを提案しています。